★○o。.★メルボルン旅行日記★.。o○★
その1:2002.1.21〜23の日記
1月21日(月) 出発の日 (夜間飛行機9時間ちょっと。)

すごい雨の日。成田までのバスは貸しきり状態でした。(^.^)座席をいっぱいに倒してすやすや寝てたらあっというまに到着。
空港も、夏の頃の混雑の記憶とうってかわって閑散としてます。早目に着いたので本屋さんなどで機内で読む本をそれぞれ買い出し。

飛行機は、夜9時発のJALで行きました。なにかと親切で丁寧なので感じがよいです。(言葉が通じるという点も大きいけど。)
座席頭部分が、ちょっと寝やすいかも。(でも首用空気枕はかかせません。カバーがパイル地の大き目のやつがお気に入り。)
離陸して一杯やったあと(.....。)わりとすぐに夕ご飯。機内食はいつも鶏肉を選ぶ私は、チキンカツ(のようなもの)を選択。
なかなか美味かったです。(゚д゚)

(こういうご時世なので、食器類では、ナイフだけがうすっぺらいプラスチック製にされているですが、スプーンとかフォークが、がっちりと丈夫な金属であることに、少々疑問を感じます。フォークなんかうちで使ってるやつより破壊力ありそうです。)

...でも確かに、出入国時のセキュリティはずいぶん厳しくなった感はありますが。

ちなみに、所要時間は9時間ちょい。時差は+2時間なので楽です。(夏時間)
航空運賃は、この時期で、早めの予約のサービス(JAL悟空)を使ってエコノミーが102,000円。
1月22日(火) 到着の日 (おいしいレストラン)


朝(現地8:30)に乗り換え地のシドニー着。機体と空港とのつなぎめ(のような通路)を歩いているだけで相当暑い感じ。
シドニーの空港は免税店もものすごく大規模だし、時間の余裕がないのがとても残念。
「メルボルンはココ2,3日は天気悪くて寒いみたいですよ」と、ワイン売り場のお兄さん(日本人)から情報入手。(/_;)マジですか?

その後、カンタスに乗り換えて1時間程度の飛行時間、だったのですが、再び簡単な朝ご飯が出ました。(^.^)

メルボルンでは、霧状の雨がシャワーのように降っていて、シドニーとうってかわって肌寒くてびっくり。
もってきた衣料品が半数以上「真夏対応」であることを思うと、失敗しちまった!感がじわじわと。
長袖一枚では寒いくらいです。

空港からは、「Skybus」という大型バスに乗ると(大人$11 オーストラリア$/80円くらいか。)ホテルまで荷物を積んで送り届けてくれます。30分間隔くらいで出ており、所要時間は約25分。途中のターミナルでマイクロバスに乗り換えて、各ホテルに行ってくれます。

部屋。

←泊まったのは、「RYDGES CARLTON MELBOURNE HOTEL」。
中堅どころなビジネス系ホテルですが、設備に不足はなく、シンプルで清潔な感じ。居心地良かったです。ベッドはかなりふわふわ系。

いくらか街の中心からは外れますが、目の前をトラム(路面電車)が通っていてどこにでもいけるし、メルボルン大学すぐそばの、静かな場所です。

さすがに飛行機であまり眠れなかったので、夕方ころまで昼寝しました。
その後、市内中心方面 へてくてく歩いていきました。(まだ様子見、なのでトラムは使わず徒歩。距離的にはそんなに疲れません。小さい街なのね。)
午後六時くらいでごく一部の土産店以外は、ほとんどが閉まるので買い物は無理。(セブンイレブン:もちろん日本のほど便利なタイプじゃない:は24時間営業。)
で、あらかじめ調査してあったレストランに夕食を食べに行きました。

Michel's  →Novotel on Collinsというホテル内のレストランです。(Collins St.)
静かで上品な雰囲気。おすすめです。(ガイドブックには要予約と書いてあるけど、そんなことはないです。)

メルボルンでは本当に、「ハズレがない」といえるくらい美味しいものばっかりだったのですが、シーフードにはかなりハマりました。
日本では食わず嫌いで恐れていた生牡蠣をここではじめて食したのですが、しくしく泣きたくなるくらいお気に入りになりました。
その後「ほぼ毎日」食べています。(~o~)ふつーにレモンをしぼっていただくのが一番。
私はワインはあまり飲める体質ではないので、ビールで充分堪能させて頂きました。

ステーキもここで食べてみた(それが最初で最後。)けれど。ま・普通です。すでに日本ではオーストラリア牛が普及しているのでなあ。
この地に限ったことではありませんが、一皿は2人で分けて丁度いい量です、我々日本人にとっては。

あと、コーヒーはどこで買っても美味しいです。カプチーノとか大好きに。イタリア系の人々が多いからというのがあるらしい。もちろんイタ飯も美味(後述。)
普通にそこらのスタンドで買ってもなかなか、だったりします。
スターバックスもちらほらありますが(そういう人たちの反対運動であまり出店できなかったらしいです:豆知識)、ぜんぜん普通に思えるほどです。

1月23日(水) 生き物探訪の日 (水族館 → バスでペンギンパレードツアー) バスツアー参加は必須!
朝から街なかへ出かけていきました。
小さなレストランでも、必ずその前の路上にもテラス席を出していて、朝ご飯メニューなどの客引きをやっています。
ずんずん大通りを南下していくと、ヤラ川という大きな川に出ます。
もともとあちこちに公園が多い街なのですが、この川もよい感じ。天気は写真のとおり、悪いです。
ヤラ川から見たメルボルン

←橋から街を眺めたところ。

反対岸のクラウン・タワー。→
最終日に長居しましたが、カジノ・ショップ・レストランが集合した、ここだけ不夜城な感じのすっごく面白いところです。夜に遊べる唯一の場所、かも。

クラウン・タワー
クラウン・タワーに入ってるベーグルサンド屋さんで朝ご飯を食べた後、橋を渡って戻り、すぐ脇にあるメルボルン水族館へ。
メルボルン水族館

←設備の充実した、広くて立派な水族館でした。
写真では全然わかりませんが、でっかいサメが噛み合いの大喧嘩の最中!

そのままガラスの下をくぐれる回遊大水槽なんかもあって、6畳間くらいの大きさ(だと思うんだけど)のエイがひらひら頭上を通り過ぎたり。(゚o゚)


午後からのバスツアーの参加を申し込むために、各ツアー会社の申し込みカウンターが集まっているカウンターに行きました。(Swanston通りとBourke通りの交わる周辺)

メルボルンの街自体はそれほど大きくないので、それなりの観光名所にいくには、半日、または丸一日がかりのバスツアーに参加するのが一番手っ取り早いです。

地元で大手とされている会社(パンフレットがホテルのフロントなんかにも置いてあって、判形が大きくて立派なところ、と考えてよいです)
は、AAT Kings, GRAY LINE, APTあたりなら、バスがかなり立派な観光仕様で居心地もいいです。

もちろん、それなりのパッケージツアーなら、日本からの予約や、それこそ日本語専用のガイドツアーなんかも申し込めるようです。(日本語ツアーなら、たいていの旅行ガイド本に申し込み先が書いてありますし、現地でも日本人用の観光しおりが手に入れば記載されてます)
ただし、あくまでもハタから見ていての個人的感想ですが、規模の小さいグループのツアーは、ライトバンやマイクロバスに揺られていくことになるので、けっこう疲れるんじゃないかなあと。わりと長旅なんで。

言葉の問題に関しては、特に詳しい説明がわかんなくても、「観て分かるとおり!」な風景なので、別に日本語じゃなくてもそれほど損した感じにはならないと思います。料金も、競争だからそれなりお得だろうし。
ちなみに、バスガイドさんじゃなく、運転手のおじさんがハンドルを握りつつ、延々喋り続けます。(これはスゴイね..)

一応、聞き取り必須なのは、次の場所に行くときに、バスに乗り込む集合時間です。
これもだいたい、同じバスの人たちの動向をうかがっていればなんとなく分かりますけれど...遅れたら大迷惑になるので個人的に運転手さんに尋ね直しておくのも大切かと。

観光Kバス

←バスに乗るときはこんなかんじ。

というわけで、私たちはAAT Kingsの、「Penguins and Seals (with kangaroos and koalas)」(→ペンギンとアザラシ,カンガルーとコアラ付)という、動物どっさり系のツアーに申し込みました。(大人98$/1人)

予約なしでカウンターでチケット買ってすぐ乗り込み、だったのですが、これはけっこう人気ツアーなので、ぎりぎり満員、なタイミング。
....でも日本人は乗ってなかったなあ。


動物系見学スポットをまわります。
カンガルー1

カンガルー放し飼い牧場?のようなところにて。

観光者の餌付けもできます。
手足が頑丈そうで、サクサク飛び回って運動してます。
蹴られそうなのでしっぽをふまないように注意してました。

その他、ウォンバット(ホンモノは暗い場所で寝ててつまらなかった。でも形状は最高にかわいいので絵本やらぬいぐるみやら、この動物ばっかり買い込んで帰国。すっかりファンに。)
などの動物なども飼育されてました。

カンガルー2
カンガルー3 カンガルー4

野生コアラ保護区にて。→

望遠で撮っているので、目で見た実際は木のはるか上のほうに挟まってる毛皮玉、みたいな感じです。
形状はかわいいのですが、目つきがけっこう鋭いっ。
ユーカリの林は、空気の香りが独特で、すごく体に良い感じが。
コアラごとに定位置があるらしく、ちゃんとその木の下に、コアラの名前を記した札が立っています。

コアラちゃん。

メルボルンの高級住宅地街,海沿いの別荘地などを経由してバスはずんずん行きます。
ほんとに美しい土地です。住みたい!欲で目がうっとり。
山側の土地は、ひたすら、「牧場に点々と牛(ときどき馬)!」な風景。
オーストラリアの海は、緑系が強い青なのです。まさに、初代iMacの色。(ホンモノのボンダイ・ビーチはシドニーにあります)
海辺1

海辺2

海辺3

この海辺の小さな町(フィリップ島のCowes)で夕ご飯休憩(これは店選びも出費も各自)。
運転手さんによると、フィッシュ&チップス(白身魚のフライと、ポテトフライの組み合わせ)が美味しいのだそうで。

アナウンスのなかで何度も名前が出てきたので、きっとオススメなのだろうと判断した「Jetty」という店へ。
わりとオシャレ目な感じのシーフードイタリアンレストランで、またもや生牡蠣とビールで一杯やって(^o^)、シーフードパスタと、フィッシュ&チップスを注文。(←ラーメン鉢よりずうっと大きいボウルに入って出てきます。二人でひとつでも余りそうな量。)
集合時間が気になって、ちょっと後半あせってましたが、本当に美味しかった〜(゚д゚)パスタもオススメです。
アザラシ海岸

←アザラシ岩。実物は発見できず。(すぐそばにちょっとした博物館とお土産店があります。)
かなり険しい岩に囲まれたところです。(風も冷たい..)
カモメもたくさん飛んでます。
岩の上に板張りの散歩コースが出来ていて、ずんずん歩きます。景色は雄大で素晴らしいです。


そして、いよいよメイン・イベントのペンギン・パレードの海岸へ。
残念ながら、様子は撮影不可なので、ここなどを参照に

島に生息する、フェアリーペンギンというちっちゃい種類のペンギンが、日没後、海岸の巣穴を目指して海のなかから続々と帰ってくる、のです。
海岸の巣穴をよく観察すると、奥のほうにヒナらしきピヨピヨの気配....。

浜辺に設けられた見学スタンドにぎっしり座り込んだ人間がペンギンの帰還をじいいっと観察する場所、があります。
(この場所を何十メートルかそれた場所なら、照明も人間の視線も浴びなくて済むので、私がペンギンだったら絶対こんなところにあがってきたくないのですが....)

夜9時をすぎてようやく日が暮れ、(それにしてもすごい寒くなるのでこのツアーに参加する人は冬物防寒着必携、ですよ。)ひたすら待っていると、いつのまにか浜辺にペンギンが一匹出現します。(おなかが白いので比較的わかりやすい...)

右往左往しますが,仲間が最低でも5匹くらいは揃わないと、「出発」しないのが実に感動なのです。
ちょっと遠くの波から一匹顔を出すと、ちゃんとそれがグループに合流するまで待ってます。(ちょっと歩み寄ったりして(/_;)感動の助け合い精神。)

そしてひとかたまりになると、砂浜を、崖の巣穴目指してよちよち行進をはじめるのです!
(巣穴は、かなりの高台にあり、浜からもけっこうな長旅です。)

パンフレットを見ると、大量にペンギンが歩いている写真が載っているので、私たちも、「波からビョンビョン飛び出してきて、岩場にむかって大行進!」な光景を想像していたのですが、6匹前後のグループが数回通り過ぎたところで、残念ながらバスへの集合時間になってしまいました。

もっと遅い時間だったら、大行列が見れたのかもしれませんけれど...。日没から1時間も居れなかったのでちょっと無理があったかも。
でも、駐車場に戻る通路周辺にも、海から上がってきたペンギンの一行が一生懸命巣穴に向かって歩きつづけており、これが毎日繰り返されている、ということに感心。


.....というわけで、ホテルに戻ったのは真夜中。充実した1日でした。(^o^)丿
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